- きょうしょう
- I
きょうしょう【共晶】液体の混合物を冷却するとき, 同時に生じる二種以上の結晶の混合物で, 純粋な結晶のように, 融けるときに一定の温度を保つもの。 共融混合物。IIきょうしょう【協商】(1)相談によってある目的にそった取り決めをすること。
「細君はもう一応~を始める/吾輩は猫である(漱石)」
(2)〔法〕〔(フランス) entente〕数か国が, 特定の事項についての協力を取り決めること。 同盟に至らないような親善関係にいう。III「三国~」
きょうしょう【喬松】中国古代の不老不死の仙人, 王子喬と赤松子のこと。~の寿(ジユ)〔「戦国策(秦策)」〕長寿。 長命。IVきょうしょう【夾鐘・夾鍾】(1)中国音楽の音名。 十二律の四番目の音。 日本の十二律の勝絶(シヨウゼツ)に相当。(2)陰暦二月の異名。V「月~に踵(アタ)り/古事記(序訓)」
きょうしょう【嬌笑】女性がなまめかしく, はなやかに笑うこと。 色っぽい笑い。VI「嫣然~し, 眼(マナコ)に潸然愁涕せる一個の佳人/緑簑談(南翠)」
きょうしょう【強将】強い大将。 強力な統帥者。~の下(モト)に弱卒(ジヤクソツ)無し〔蘇軾「題連公壁)」から〕強い大将の下には, その影響・感化を受けて奮い立つので, 弱い兵隊はいない。VIIきょうしょう【恐悚】〔「悚」もおそれるの意〕「恐縮(キヨウシユク)」に同じ。VIII「深く~の至に堪ず/新聞雑誌 9」
きょうしょう【梟将】勇猛な武将。 猛将。IXきょうしょう【橋床】橋の構造で, 橋上を通過する荷重を支持する部分。 普通, 縦桁(タテゲタ)と床板(シヨウバン)とからなる。Xきょうしょう【狭小】狭くて小さい・こと(さま)。⇔ 広大「~な土地」「侯伯の家に比すれば~なり/花柳春話(純一郎)」﹛派生﹜~さ(名)XIきょうしょう【胸墻】敵の射撃をよけ, 味方の射撃の便のために土を胸の高さほどに積み上げたもの。 胸壁。XIIきょうしょう【胸章】着衣の胸につける記章。XIIIきょうしょう【脅従】おびやかして服従させること。「先づ是の二邦を~せば/経国美談(竜渓)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.